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ADHDの診断を受けるまでの話(3)

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こんにちは、よもぎです。
ADHDの診断を受けるまでの話の続きです。

ADHDの診断を受けるまでの話(1)
ADHDの診断を受けるまでの話(2)

今回はより具体的に、病院探しのことや、診察のことをお話します。

病院を見つけるまで

「大人の発達障害を診られる病院は少ない」と一般的に言われていますよね。
私はまずGoogleで「東京 成人 発達障害 病院」のような感じで検索し、「東京で成人の発達障害を診断してくれる病院リスト」みたいなページにたどり着きました。そこでひとまず、通いやすい所から順に電話をかけていくことにしました。

まずは1軒目。お昼休みに電話を。「大人の発達障害を診ていただけるとネットで見たのですが」と切り出したところ、「ネットでそう書かれているらしくてお問合せが多いのですが、実はうちでは受け付けていないんです」という衝撃の回答。ネットの情報だけを鵜呑みにするのはよくない、ということを改めて実感。

なので、一度そのリストのことは忘れて、検索に引っかかったクリニックのHPを、地道に見ていくことにしました。

2軒目として電話をかけたクリニックのHPには「成人の発達障害」という特設ページがあり、「投薬により60~70%の方の症状が緩和されます」とも。すんなり翌週に予約が取れたのでそこに通うことになりました。意外とすぐに見つかるものです。

病院探しは、ネットで地道に検索するか、別のクリニックにかかって紹介してもらうか、都道府県の発達障害支援センターの紹介を受けるか、が王道パターンだと思います。手っ取り早いのはやはりネットですね。

病院を選んだ基準

・初診が早くて
・投薬治療が可能で
・通いやすい

私はこの3点に絞りました。いかんせん繁忙期真っただ中だったのでとにかく早く状況を改善するための行動ができた方がいいと思ったからです。

そのため、条件は人それぞれかなと思います。投薬はせずに認知行動療法をしたいとか、カウンセリングが充実しているとか、ADHDとASDどちらも診られるか*1、とか。
後から転院するのは労力がいるので、急いでいない方であれば色々調べたり電話をしてみるのがいいかもしれません。

いよいよ初診の日

初診の日に用意していったのは以下のものです。

・成育歴を簡単にまとめたもの
・今困っていることリスト

「ADHDを疑っている」と初めから伝えての受診だったので、求められればすぐ答えられるように準備だけしておきました。どんなことを聞かれるのか、ネットで色々な体験談を読み漁ったり...。

受付をした後、待合室で問診票や簡易検査の表を書いて提出、順番が来て診察に呼ばれました。家族のことや、子供の頃の様子、今困っていることなど質問されたので、用意していた資料を見ながら口頭で答えていきます。今本当に困っていること、繁忙期なのでどうにかしなくてはいけないことも伝えました。

「うーん、受け答えもしっかりしているし大丈夫そうにも思うんだけど、確かに今困っていることを聞く限りではADHDかなと思う部分がある。薬を試してみますか?」

えっ?!いいの?!って言うくらいあっさりと、ストラテラの服薬を勧められました。

こうして本当にあっけなく、初診で「ADHD」となり、ストラテラの服用を開始することになったのです。

いろんなパターンはあると思いますが、以上が私が診断を受けるまでの流れです。先生によって恐らく対応は様々で、「たくさん検査をした上で慎重に診断、投薬」、「困り感の強さを重視して、投薬あるいはカウンセリング」など、診断や服薬までの道のりは一様ではないと思います。なので、あくまで一例として参考にしてください。

今となっては、「本当にそんなに簡単にADHDと言われて良かったんだろうか?」と思うこともあります。でも、この時の私は1秒でも早く状況を改善させたくて、その部分が叶っていることを思えば、先生には本当に感謝しています。


以上で、診断編はおしまいです。ありがとうございました。

*1:後で知ったのですが、病院によってはADHDだけしか診断できないというところもあります。ASDと併発を疑っている場合は要チェックだと思います。