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無駄買いを減らすコツの話

こんにちは、よもぎです。
今日は「物をふやさないコツ」について紹介したいと思います。

巷のADHDあるあるの1つによく、『失くしものが多い』が挙げられます。確かに私もとても多かったです。特に多いのは、確かにあるはずなのに見つからないパターン。荷物の中に見つからなくて、「落としたかな?」と思って仕方なく新しいものを買ったら後日見つかる...どうですか?身に覚え、ありませんか?

そのうち家の中に同じものが何個も何個も増えて、、、もったいない!
というわけで、今日はそんな『失くしもの』を減らして『無駄買いを減らすコツ』を紹介しようと思います。

物を増やさないことのメリット

無駄買いを減らすことのメリットは、節約だけではありません。むしろ、これから紹介する方法は、人によっては一時的にコストがかかる場合もあります。

ではなぜ投資をしてまで取り組むのかと言えば、物が増えるとそれだけ管理の手間が必要になる、というのがポイントです。「ADHDは片づけが苦手」とよく言われますが、これは物の管理が苦手だということが大きな理由の1つにあると思います。「必要なものを必要なだけ」所持することで、身の周りも散らかりにくくなるというメリットがあるのです。

置き傘を一度持って帰ると二度と持ってこれない

そもそもなんであるはずのものが見つからないんでしょうか?
私の場合、これには単純な理由がありました。それが「置き傘を一度持って帰ると二度と持ってこれない」です。つまり、定位置にあるものを使って、元の場所に戻すということが苦手すぎるということ。
だから「ここにあったはず」と思ったものが、無意識のうちに別の場所に移されているため見つからなくなるわけですね。

特に困っていたのは、会社と家の往復の間に行方不明になるものです。文房具やメイク道具、メガネなんかが特に。

・会社でメイク直しをして、そのままロッカーの棚に置きっぱなし。
 翌朝アイブロウがなくて眉なし出社
・気付くと会社の引き出しの中に一本もボールペンがない
・メガネが消えた*1

こんなことが日常茶飯事で、同じ化粧品や文房具が山ほど溜まっていきました。

単純かつ明快な「対策」

これから紹介する方法はあまりに単純すぎるので対策と呼ぶのもおこがましいのですが、それでもこれを「対策」と呼ばせてください。

ズバリ、『常に同じものを複数個用意しておく』です!

まず、会社にも、家にも同じものを用意して置いておきます。そしてここからが大事です。置き場所から『絶対に持ち出さない』ことです。

【よもぎが具体的に行っていること】
・会社にも家にもフルメイクできる化粧品、文房具、メガネを置いている
・ほぼすべての鞄にお気に入りのボールペンを入れている
・会社に置き傘をしているが、通勤鞄には必ず折り畳み傘を入れている

ポイントは「出し入れをしない」にあります。これだけはどうしても、慣れるまで意識する必要があります、練習あるのみです!

会社や学校に自分用のロッカーがない方は、通勤通学用の鞄に一式入れておくのが良いかもしれません。

なぜこんな単純なことが「対策」になるのか?

誰でも思いつくわ!とか、同じもの買うなんてもったいないわ!という声が聞こえてきそうですが、私はたったこれだけのことで精神的に大きなアシストを得られると思っています。

「家にも会社にも同じものがある」という根本的な安心感があると「これは持って帰らなくて(行かなくて)いいもの」という潜在意識が芽生えてくるので、スペアを用意しないまま「持って帰る(行く)ようにしなくちゃ!」とがんばるよりずっと楽に習慣づけできます。

特に、「昨日会社から持って帰ってきちゃったメガネ、絶対明日持っていくの忘れないようにしなくちゃ」などと考えていると何故か大抵忘れますし、忘れた自分への自己嫌悪がすごい
だから、元々必要なところに必要なものが必ずあって、その場から移動(出社、退社など)するときに持ち物チェックすればいいだけの状態にしてしまうと少し心がラクになりますよ。

自己嫌悪を減らすことは、成人ADHDにとっては結構重要じゃないかはあと私は思っています。

家の中や鞄の中で物が行方不明になってしまう現象への対策については、またそのうち紹介したいと思います。まずは「自分に課すプレッシャーを減らして、心軽く物の管理を練習しようよ」というお話でした。

今日も最後までご覧くださりありがとうございました😊

*1:よもぎはPCを使う時だけかけるため、かけっぱなしにしていないのです