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ADHDの診断を受けるまでの話(2)

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こんにちは、よもぎです。

診断を受けるまでのお話の続きを書きます。

前回:ADHDの診断を受けるまでの話(1)

※前ブログからの記事のリライトです

とうとう診断を受けたい!と思うようになった

十数年間、メンタルへの明らかな不調を感じながらも、しっくりくる病名もなく、20代半ばにしてADHDを疑われるようになったよもぎですが、何とか気合でやってきました。

こんな言い方するのもなんですが、プロのメンヘラとなり、いつしか自分の不調と上手く付き合うことができるようになっていました。
「体調に響くほど具合が悪くなれば、睡眠が足りていないな」とか、「こういう状態になった場合は、仕事のこの案件のストレスが原因だから、ここまでは頑張ろう」とか。
(ここまで来るのも、本当~~~に時間と労力がかかりました・・・)

パニックを起こして何もできなくなった繁忙期

そうやってなんとか仕事、プライベートの山を乗り越えてきたのですが・・・
繁忙期を迎え、色んなことの悪循環で、とにかく仕事・プライベートどちらにおいても、「自分が頑張れば頑張るほど望まない結果が出ることが見えているのに、頑張らなくてはいけない」状態に陥っていました。

先に不調をきたしたのは体調でした。心因性の咳喘息にかかり、止まらない咳のせいで集中力がガタ落ち。その結果、絶対にしてはいけないような初歩的なミスの連発*1で、部署内・他部署・業者さん・お客様、色んな人に迷惑をかけてしまったんですね。

「今の状態は何かおかしい。もう皆に迷惑をかけるのは嫌だ」

そう思っていた時、当時付き合っていた彼からこう言われました。

「よもぎは頑張っていない。怠け者だよ。もっとできるはずなのに、手を抜いてると思う。他の人は一所懸命頑張っているから応援したくなるけどよもぎはそうじゃない」

この言葉を聞いて何かがプツンと切れたのをよく覚えています。

私は怠け者じゃない。

いつだって頑張ってきた。
いつだって苦しんできた。
手なんて抜いてない。
できるはずなんて決めつけないで。

好きで、できないんじゃない。
もう嫌だ。

八方ふさがりになった私がふと思い出したのが、過去に指摘されていた「発達障害」という言葉でした。

たどり着いたADHD(ADD)

今まで適当に流していたADHDについてでしたが、調べてみて唖然としました。ADHDの特徴や症状について書かれているページ、どこを見ても、自分の悪口しか書かれていないのです。笑

・忘れ物が多い
・なぜか遅刻する
・見直してもなぜかケアレスミスする
・さっきまで何をしていたか思い出せない
・集中力が続かない
・気の進まないことは、どんなに大切でも先延ばしに
 してしまう。あるいは、そのこと自体を忘れる
・興味のあることにはとことんハマるが、興味のない
 ことはとことんダメ


私のことだ、と思いました。
これまで「違うのに、そうじゃないのに」という歯がゆさに支配されてきた私が、人生で初めて「そう!私そうなの!」と思えた瞬間でした。

しかも、ADHDは今では投薬による治療や、認知行動療法が推奨されていて努力次第でなんとかなる人もいることもわかりました。

私は怠け者じゃないんだ。
生まれつき、「そういうことが苦手」な体で生まれてきたんだ。
だとしたら、それに抗おうとこれまで努力してきたことは全部嘘じゃないんだ。

いつしか、それを証明したい一心で、大人のADHDの診断ができる病院を探し始めたのでした。

つづく
→NEXT:ADHDの診断をうけるまでの話(3)

www.yomocracy.com

*1:今思えば、心身の不調がMAXになっていたことと、特に忙しかった時期で、部署内でのサポートが受けられずにダブルチェックやスケジュール管理ができる人がいなかったため、自分の特性の悪い部分が一気に露見してしまったのだということがわかります。