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ADHDの診断を受けるまでの話(1)

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こんにちは、よもぎです。
今日は診断を受けるまでのことを書きます。
受診に足踏みしてしまっている方、どうしたらいいかわからないという方の参考になれば幸いです。

結論から書くと、初診でADHD(ADD)の診断が下り、翌日からストラテラの服用が始まりました。

拍子抜け...でもそういうこともあるよ、という一例としてのご紹介です。
※前ブログからの記事のリライトです

メンタル不調の十数年から、『発達障害』を知るまで

ADHDの診断を受けたのは2016年10月ですが、思春期から長らく心身の不調が続いていました。今ならそれが「二次障害」だったということがわかります。

・睡眠障害(不眠と過眠の繰り返し)
・摂食障害(過食)
・慢性的なうつ状態
・自殺願望、自傷

などを経験していました。

頑張っているのに「怠け者」と言われてきました。悪意がないのに「怖い人」と言われ、友達とトラブルになりました。「違うのに、そうじゃないのに...」とにかく生きにくかった。長くなりそうなので、子供の頃や思春期、大学に入ってからの困難についてはまた機会を改めます。

ずっと、自分の自覚している自分と、他人から見えている自分に大きなギャップがあって、「誰も本当の私のことをわかってくれない」と思い始めたのが心の不調の始まりだったと思います。

二十歳を超えてからは、自分で色んな心療内科やクリニックに行ってみましたが診断結果にいつも「なんか違うなあ」「当てはまらないなあ」と感じていて、いつしか「やっぱり病気じゃなくて、私が本当に怠け者のクズなだけなのかもしれない」と思うようになっていました。

※2017/12/18追記
過去の体験について記事を書きましたので、よろしければ是非ご覧ください。
ADHDの私が二次障害から脱するまで(1) - 成人ADHDが理想の生活を目指すブログ
ADHDの自尊心が低くなるのはなぜなのか? - 成人ADHDが理想の生活を目指すブログ

発達障害という言葉を知る

社会人になってから行ったクリニックで、はじめてその言葉と出会いました。

その日は「気分変調症」を疑っての受診でした。そこで先生の口から思わぬ言葉が。

「多分ね、あなた何かしらの発達障害があるんじゃないかなと思う。その中であった出来事でPTSDになってる可能性が高い」と。今思えば、いきなり二次障害の指摘を受けたんですね。

アスペルガー症候群のことは知っていましたが、このころはまだADHDやADDについての知識が全くありませんでした。「発達障害?なんだそりゃ」と思った記憶があります。

またしても、発達障害の疑い

前述のクリニックにはいろいろな理由があって通わずにいました。
そして、今度はヒステリーが酷くなったため、新しいクリニックに通い始めたんです。
そこで言われたのが「もしかすると当てはまるかもしれないから、発達障害の簡易検査してみる?」という言葉でした。

また、発達障害・・・?

簡易検査の結果、限りなく黒に近いということで、専門の病院の受診を勧められたのでした。

でも、当時のよもぎはこう思っていました。

「結局、ADHDなんて性格みたいなもので治らないんでしょ?だったら病院で診断されたって意味ないんじゃない?ADHDだったとして、どうやったら克服できるか、結局考えるのは自分なんだから、病院行かなくていいや(お金ないし)」

実はこの時はそれほどADHDの特性で困っていなかったんですね。だから専門医にかかることはしませんでした。

でもこの時悩んでいた「ヒステリー」も、ADHDが関わっている可能性があるとわかっていたら、違う選択を取っていたかもしれません。
それに、自分では「困っていなかった」のですがこの時すでに、ADHDの特性によって着々と仕事への影響が積み重なっていたのです。

その時の私はまだそれに気付けていませんでした。

つづく
→NEXT:ADHDの診断をうけるまでの話(2)

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