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現役営業が教える、ADHDでも「人に好かれる」4ヶ条(2)

こんにちは、よもぎです。
現役営業のかんたんコミュニケーション術の続きのお話です。

前回:現役営業が教える、ADHDでも「人に好かれる」4ヶ条(1)

まずは前回のおさらい

前回は、第1条:わざとらしいくらい笑顔のお話をしました。
まだ読んでないな、という方はぜひ合わせてご覧くださいね。

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 ポイントとしては「とにかく笑顔でいること」と書きました。まずは鏡を見たり自撮りしてみたりして、自分の笑顔のチェックをしてみること。実践として、ファーストコンタクトは超笑顔、合間合間はポイントだけ抑えて、最後はカーテンコールスマイルで、という内容でした。

この記事を読んでこんな風に感じた方がいらっしゃるんじゃないかな、と思います。

「辛いことばっかりなのに、笑顔でいるなんて無理」
「ずっと笑顔を意識してなきゃいけないなんて、しんどい」
「なんで私ばっかりがそうやって周りに気を使わなきゃ上手くいかないんだろ」

これね、過去の私も同じこと考えてました!でも、あることを知ってから少し考えが変わります。

なんと、発達から見ていつも幸せそうで楽しそうで皆に優しい神みたいなリア充の定型さんも『苦労して笑顔をキープしているらしい』というわけです。

考えてみれば当たり前なんですけど、誰もが苦しいことや辛いことを抱えていて、でもそれを外に出さないようにキープしてるんですよね。そして定型さんの多くは、お互いにそれを暗黙の了解でわかっている。
・・・ということを発達さんは認知できなくて、「皆全然つらそうじゃないなあ」と思ってしまうし、自分がつらいことに気付いてほしくてアピールしてしまう。定型からすると「辛いのはわかってるわ!みんな同じだよ!アピールうざい!」と思われて嫌われる要因になりえるんですね。
だから、本気で人間関係を上手くいかせたいんだ!という方は騙されたと思ってぐぐっと我慢して笑顔でいましょう。ぜひとも。

第2条:傾聴する

さてようやく次のお話。「傾聴」です。これも一見難しそうですがいくつか方法があるので以下の3つを体系的ルールとして覚えちゃいましょう。

(1)相槌を打つ、頷く
(2)メモを取る
(3)相手の目を見る★一番重要!

順に紹介していきますね。

(1)相槌を打つ、頷く

ADHDの方は特に「話を聞いてない風に見える」ことが多いそうなので、まずこれを実践してみてください。
相手の話を無理やりにでも聞いて、「ふむふむ」「なるほどね」というタイミングで2回頷きましょう。1:1でしゃべっている時は、声に出して相槌を打つのがお勧めです。

【相槌を打つタイミング】
・「実際には~なんです!」「実のところは...」など情報を出してきたっぽい時
・「~じゃないですか、」「~じゃん?」など同意を求めてるっぽい表現をした時
・「~だったんだよね」「~だよ」など会話が一段落したっぽい時
【かんたん相槌レパートリー】
「はい」「なるほど!」「確かに」「そうなんですね」「そうですね」「おっしゃる通りですね」
※なるほど、はシーンによってはビジネスに向かないので注意

何事も実践なので、苦手だという自覚のある方や、そんな風にしていないかも?と思った方は、今一度意識してみてはいかがでしょうか。

※実際の練習方法については、後述します。

(2)メモを取る

これは必須ではないですが、おすすめです。メモを取っている様子は、相手から見ると「話を聞こうとしてくれているんだな」と見えちゃうんです。だから正直、なんか文字を書いておけばOKです。読めなくても、なんか文字を。

もしも、読める文字、内容のあるメモが取れるようであれば、当日の御礼のメールなどにテンプレ御礼に加えて「今日○○さんのおっしゃっていた××、大変に勉強になりました」のような感じで取り入れましょう。

「この人は自分の言うことをちゃんと聞いてくれる人なんだ」
という印象をつけることができます。次回会う時に、そのメモを見返して「先週は××っておっしゃってましたよね~」など声をかけるのも有効です。

発達と関係なく完全な営業テクの話だけでいうと、私個人は取引先の方の趣味や家族構成、出身地、お誕生日などを世間話からまとめてデータベース化してます。そして話すときのネタに。これも「あなたに興味があって、ちゃんと話を聞いています」アピールに有効ですので、営業職の方でやってないという方は是非。(多分、多くの営業マンは無意識にやってると思います)

(3)相手の目を見る

ASDの方は「相手の目を見るのが苦手」という特性、ADHDの方は「他のものに気を取られてしまう」という特性があることが多いので、『意識して目を見た方がいいのだ』ということを意識しましょう。ことさら大事な話をしている時は定型さんは目を見てほしがります。
ただ、ずっと凝視してると気味悪がられることもありますので最初は以下を基本ルールにしてみてください。

【相手が喋っている時】
・基本的には話者の目を見る
・メモを取る、資料を見るなどの時は視線を外してOK
・ただし、相槌を打つ時は目をしっかり見る
【自分が喋っている時】
・視線は外してもOK
 ※基本は自分の手元・資料や、相手の首元など、自分達や会話に関係のある物を見る。それ以外は見ない!
 ※窓の外の犬を目で追ったりしてはダメ、意識してなるべく我慢!
・相手に伝えたい「大切なこと」や、「相槌を打ってほしいポイント」では視線を相手の目に戻して話す

多いな~~そんなにたくさんできないよ~~~!と思ってしまいそうですが、「今どうしたらいいかわからない」状態にあるのであれば、ぜひルールと思って意識してみてください。おすすめです。

今日のまとめ

ここまで読んでもぶっちゃけどんな時に相槌打てばいいのかすらよくわからないんだけど...という会話ビギナーの方におすすめの練習方法があります。
N●Kの「あさイチ」の録画を見てゲストの話に相槌打ってみてください。

MCのイノッチと有働さんの相槌は本当にすごいです。好感度も、安定感も抜群に高い。マネしてみるとわかりやすいですよ。

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私も大好きです、あさイチ。(休みの日しか見られないけど)

発達障害があると、あまり相手の心理に共感できなかったり、わからなかったりしてとんちんかんなコミュニケーションになってしまうことがあります。そもそも相手に興味がないとかね。(よもぎは特に後者)

だから、あくまでAIみたいに場数を踏んで「そういうものなんだな」と学んでいくしか方法がありません。でも、こちらから相手に寄り添っていけば、必ず向こうもこちらを理解しようとしてくれます。

『自分を知ってもらうために、まず相手を知ることから始める』

諦めかけてる方も、もう一歩、踏み出してみませんか?
本日も最後までお読みくださりありがとうございました😊


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